採用情報

RECRUIT

柔軟な発想と
社内の知恵を結集して
唯一無二の価値を創造する

令和元年 入社

大石 尚

生産技術部
生産技術課

現在の仕事とやりがい

お客様から示された完成図面と加工方法を元に、製品を量産するための工程設計や工具選択、加工プログラムの改善などを行っています。
当社はゼロから製品を造るのではなく、お客様が製造した「素形材」に精密加工を施して求められる形状・寸法に仕上げる役割を担っているため、製品図面とともに基本的な工程が指示されていることがほとんどです。しかし、そこからが当社の腕の見せ所。お客様の図面を細部まで読み込み、どんな順序で加工するか、刃物は何を使うか、加工物の回転速度や送り量、切り込み量といった切削条件はどうするかなど、細部にわたって最適と考えられる工程を設計していきます。
また、量産前の試作も重要です。実際の設備を使って試作を行い、加工精度に問題がないことを確認した後、製造に関するあらゆるデータを「工作表」にまとめて、実際に加工を行う製造部のスタッフに業務を引き渡します。量産が始まってからは基本的に製造部に任せますが、数をこなすことで生じる問題やわかってくることもありますので、生産終了まで気は抜けません。

粉末冶金部品は比較的複雑な形状をしているものが多く、加工する順番を吟味するだけでも生産効率は大きく変わります。
工程設計は、常に「もっとベストな方法があるんじゃないか」という思いと背中合わせの仕事ですが、「これはウチでしか造れないだろう」という製品がたくさんあるのも事実です。金属加工という分野で、焼結金属の難易度は間違いなくトップクラス。その最前線に立って新しい三実精工のものづくりを開拓していくことに、誇りとやりがいを感じています。

入社理由

焼結金属ではない別種の金属加工に20年ほど従事し、その後当社に転職しました。以前の会社では試作などの単品製作が多かったので、三実精工の最初の印象は、生産量も工作機械もたくさんだなあ、というものでしたね。焼結金属の加工も量産も初めての経験でしたが、前職で自動加工機の知識があったので、それを生かしつつ新しいものづくりに挑戦できそうだと感じたのが当社を選んだ理由です。焼結金属製品は、輸送機器ではそれなりに使われていますが、産業全体でいえばまだまだ未開拓な市場のほうが多い分野です。その将来性も入社を後押ししてくれました。

三実精工の、ここがジマン!

まず挙げられるのが、独自に蓄積した技術・ノウハウの厚さです。私が入社したばかりのころ、NC旋盤の加工品でRa0.5mm以下という表面粗さを求められて頭を抱えたことがありました。通常なら、Ra0.5は切削ではなく研磨仕上げの領域です。しかしコストを考えると切削工程の中で実現したい。上司やベテラン社員の知恵を借りながら試行錯誤した結果、詳しくはいえませんが、“切削”という先入観から離れた発想により、NC旋盤だけで要求品質をクリアする工法を開発することができました。この経験は今、他の製品の精度向上にも大きく役立っています。
このように焼結金属分野で唯一無二の技術を磨き続ける一方で、新たな領域、たとえば焼結金属以外の金属にも積極的に対応していこうという目標もあります。工場の自動化にも積極的に挑戦しており、エンジニアとしてさまざまな経験を積んでいきたいという方には、存分に腕をふるっていただけるはずです。

就職活動中の皆さんへ

当社が得意とする切削加工はものづくりの原点のひとつ。その奥深さは、エンジニアなら誰でも夢中になれるものです。そしてどうせ夢中になるのなら、唯一無二の技術に挑戦していただきたい。焼結冶金材の精密加工という厳しい条件の中で鍛えられた三実精工のノウハウをたっぷり吸収して、私たちと金属加工の最先端に挑んでみませんか? ぜひ一度当社を見学して、スタッフたちの熱意と気概を感じていただければと思います。

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第一製造課
生産技術部
生産技術課

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